
東京や神奈川、大阪などの都市部でよく見かけるようになった電動キックボードですが、気になっている人も多いのではないでしょうか?
欧米ではすでに電動モビリティ時代が始まっていますが、日本でも規制緩和の動きが高まるなどかなり注目され始めています。
「便利そうではあるけど、実際にどのようなメリットがあるのか分からない」
「デメリットはないの?」
そんな疑問を感じている人もいるはずです。
この記事では、そんな「電動キックボードのメリット・デメリット」について解説していきたいと思います。
電動キックボードのメリット
電動キックボードは次世代の移動手段としてかなり注目されています。
5年後には街中のいたる所で電動キックボードを見ることになるはずです。
それでは、ここからは具体的な電動キックボードのメリットを挙げていきましょう。
自宅での駐車スペースが少なくて済む
電動キックボードは、賃貸マンションの駐輪場などにも置けますし、折りたたんで自宅に置いておくことも可能です。
それほどサイズが大きくないので、あまりスペースを必要としないというのは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか?
専用のカバーを購入すれば、出先であっても持ち運びすることも可能です。
低価格で手に入れることができる
原動機付自転車の場合、中古でも10万円以上するのが当たり前ですが、電動キックボードの場合には公道走行可の商品であっても5万円~10万円で新品が購入可能です。
例えば公道を走らずに私有地のみで楽しむ用の電動キックボードっであれば、2万円~3万円程度で新品が手に入るので、非常に求めやすいモビリティであると言えるでしょう。
「ちょっとした移動」が楽に行える
電動キックボードは、最大走行距離が20km~30kmである商品も多く、中には50km以上走れるものもあったりします。
そういった意味でも、「ちょっとした移動」をする分には最適なモビリティであると言えるでしょう。
実際に通勤や通学に利用する人が非常に増えてきています。
乗っていて楽しい
これは実際に乗ってみると分かるのですが、乗っていて楽しいというのも電動キックボードの大きなメリットの1つだと言えるでしょう。
自分でスピードを付けるのは最初の1~2歩で、あとはスイスイ進めることができるので、ドライブ感覚で移動することができるのです。
エコ(地球に優しい)
電動キックボードは、車やバイクなどと違って排気ガスを排出することがないので、非常にエコな乗り物です。
現在、時代はすべてのモノにエコを求めています。
そういった意味では、まさに時代に合った最高のモビリティの1つと言えるでしょう。
電動キックボードのデメリット
前述した通り、電動キックボードには多くのメリットが存在しますが、いくつかデメリットがあるのも事実です。
具体的にどのようなデメリットがあるのかを挙げていきましょう。
免許が必要
電動キックボードを運転するには、基本的に原動機付自転車の免許か普通自動車免許が必要です。
先日閣議決定された規制緩和が実際に施行されれば、免許なしで運転することが可能になるとのことですが、それが実現するのは早くても2024年頃ではないかと考えられています。
都心に住む人の多くは電車移動が主である為、免許を持っていないことが多かったりするので、運転することができない人が多いというのはデメリットであると言えるでしょう。
雨が降ってくるとキツイ
電動キックボードは、手軽に乗れるという特性ゆえに普段着で走行することがほとんどです。
バイクなどでは、スピードが出て寒さを感じるので防寒対策をしたり、雨が降ってきてもある程度対応できるような防水の上着を着たりします。
しかし、電動キックボードの場合には普段着である為、雨が降ってきた際にかなり濡れてしまいます。
長距離移動には不向き
電動キックボードでは、前述したようにフル充電で20km~30kmという距離が走れますが、充電がフルでないとあまり距離が走れません。
10km以上離れている場所に移動する際は、行き帰りのどこかで充電が切れて走行できなくなってしまう可能性もあるのです。
歩道を走れない
電動キックボードに「最高速度6km/h以下」の走行モードが付いていれば、自転車通行可能な歩道などを走ることもできますが、ほとんどの電動キックボードは歩道走行が不可となっています。
気軽に乗れるというのが最大のメリットであるにもかかわらず歩道の走行ができないというのは、デメリットと言えるでしょう。
出先での駐車する場所に困る
電動キックボードは、2022年3月現在においてはまだ原動機付自転車と同じ扱いなので、道端に駐車してしまうと路駐で違反となってしまいます。
目的地の近くに駐車するスペースがないと、結局ある程度の距離を歩くこととなってしまうので、そういった意味でhあデメリットであると言えるでしょう。
まとめ
今回は、「電動キックボードのメリット・デメリット」について解説してきました。
電動キックボードには、多くのメリットがあり、可能性の溢れるモビリティでありますが、現時点ではまだまだデメリットもそれなりに存在するというのが現実です。
ただし、今後規制緩和が実現されれば、大幅にデメリットも減っていくはずなので、今のうちから電動キックボードに慣れておくというのも良い選択だと言えるでしょう。