2025年10月29日(水)

琉球新報の記事から紹介します。

担当は上地和夫さんです。

フクギ並木が有名な本部町の備瀬区で、

観光客向けのレンタル電動キックボードを巡り、

一部の利用者が集落内を走行する上での

マナーを守らないことなどが要因で、

地域住民から事故を懸念する声や

苦情などが上がっています。

ドラマや映画の撮影地にもなった

備瀬のフクギ並木は、写真映えするスポットとして

観光客からの人気も高い一方で、

並木沿いには地域住民の家も立ち並んでいます。

フクギ並木の散策路には、

特定の区間でキックボードなどの乗り物から降りて
通行することを求める看板が設置されていますが、

一部の観光客は降りずにそのまま通行しています。

区内に住む70代の女性は、

「比較的若い人がスピードを出しがちだ。

中にはスマートフォンで写真か

動画を撮りながら走っている人もいる。

危ないと思って見ている」と話しました。

現状を改善しようと、9月に備瀬区と本部町、

本部署が話し合いを持ち、

ルール作りの必要性を確認しました。

具体的な方針は定まっていませんが、

区は事業者も交えて意見交換したい考えで、

喜屋武区長は「フクギ並木は生活の場所でもある。

走るなとは言いにくいが、まずはルールだけでも

作りたい」と話しました。  (了)