福岡市で初となる電動キックボードをレンタルするサービスが27日、始まりました。手軽な移動が可能になりますが、警察は交通ルールを守って利用するよう呼びかけています。

◆約350の貸出ポートを設置
福岡市で27日始まったのは、電動キックボードなどを共有して利用できるサービス「LUUP」です。東京都や大阪府などで導入が進む中、福岡市は全国で10番目の導入。市内に約350の貸出ポートが設置されています。

Luup 岡井大輝社長
「福岡市の中心部からのスタートとなっていますので、県西部の糸島の方などにも広げていきたいと思っています。九州の都市部にも展開していきたい」

スマートフォンの専用アプリで、乗車する車両を選んだ後、目的地のポートを設定することで利用できます。

体験した RKB 若松康志記者
「なめらかな走行で受ける風もとても気持ちがよかったです」

◆ヘルメット着用 飲酒運転禁止
使用されているのは去年7月の改正道路交通法で新たに位置づけられた特定小型原動機付自転車。16歳以上であれば、免許証がなくても利用することができ、原則として車道の左側を通行することになっています。また、自転車と同様にヘルメットの着用も努力義務となっていて、飲酒運転も禁止されています。

Luup岡井大輝社長
「電動キックボードも電動アシスト自転車もれっきとした車両です。交通ルールを正しく理解してしっかり守って安全に乗っていただければと思っています」

◆特定小型原動機付自転車に関連した事故も発生
警察庁によりますと、特定小型原動機付自転車に関連した事故は、去年7月、改正道路交通法が施行されて以降、半年間で85件発生しているということで、警察は交通ルールを守って利用するよう呼びかけています。