昨年7月から、日本で電動キックボードを運転免許なしで乗ることが許可された後、交通違反が急増しています。改正された道路交通法により、16歳以上の人は特定の条件を満たすキックボードであれば運転が可能とされましたが、それに伴う問題も多く発生しています。

警察庁の報告によると、過去1年間で電動キックボードの違反件数は2万5千件を超え、中でも歩道への無許可進入や信号無視が多く見られます。これらの違反は他の乗り物に比べても非常に高い割合です。特に深刻なのが、194件もの酒気帯び運転が確認されたことで、これは自転車や原付バイクの飲酒運転の割合よりもずっと高い数字です。

また、人身事故も219件発生しており、その中で23件が飲酒運転によるものでした。これらの事故は、運転者だけでなく、歩行者にも大きな危険を及ぼしています。警察庁は、これらのデータを踏まえ、安全対策の強化と飲酒運転を含む重大違反の厳格な取り締まりを強化する方針です。

警察庁はさらに、利用者と歩行者の意識にギャップがあることも指摘しており、利用者約1000人と運転免許証更新者2000人を対象にしたアンケート調査からもその傾向が明らかになりました。この調査では、多くの利用者が事故の危険を感じており、一方で歩行者もキックボードによる危険を回避しきれずに不安を感じている状況が伺えます。

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